ご近所や親戚から子供の体操服をお下がりとしてもらうことはありませんか?
多くの人が、幼い頃に親戚から譲り受けた体操服を着た経験を持っているでしょう。
ただし、悩みの種は前の持ち主の名前が油性ペンでしっかりと書き込まれていることです。
私も子供のころ、前の使用者の名前を消す代わりにその上に線を引き、新たに自分の名前を書いて、見た目が悪くなってしまったことがありました。
それが少し恥ずかしかったのを覚えています。
実は、油性ペンで書かれた名前は洗濯で意外と簡単に消せるんです。
ここでは、中古の体操服に書かれた油性ペンの名前をきれいに消す方法を詳しく説明します。
体操服に書かれた油性ペンの名前を消す方法
冒頭で述べた通り、体操服に油性ペンで書かれた文字は、単に洗濯するだけでは完全には落ちませんが、少しの工夫で効果的に除去することができます。
まず、取り除きたい部分に通常使う洗濯洗剤を直接塗り、よくもみ込んでから一晩放置します。
洗剤の界面活性剤が油性インクを浮かせるのを助けます。
その後、その部分を普通の洗濯物と一緒に洗濯機で洗ってください。
これで油性ペンの文字が目立たなくなるはずです。
しかし、油性ペンの文字が頑固な場合、一回の洗濯で完全に消えないこともあります。
その場合は、同じ部分にもう一度洗剤を塗り、もみ込んでからまた一晩置いて洗濯を繰り返してください。
すぐに消したい場合は、消毒用アルコールやエタノールを使う方法もあります。
特に扱いやすいジェルタイプのアルコールがお勧めです。
使用する際は、色移りを防ぐため必ず裏にタオルやあて布を敷いてください。使わなくなったタオルが適しています。
その後、古い歯ブラシで軽く叩きながらインクを布の裏側に移すようにしてください。そして、衣服を裏返して裏側からも同じことを行います。
この方法で大部分の汚れが浮かび上がるので、拭き取った後に洗濯機で洗うときれいになります。
除光液を使用する場合も、アルコールジェルと同様に、使わなくなった歯ブラシで叩きながら、充分に換気をしてください。
汚れが浮かんだら、水をはったバケツで部分洗いをしてから洗濯機で洗い流すと綺麗になります。
油性ペンで書かれた名前の消し方:上履き編
油性ペンで書かれた名前の除去は、体操服だけでなく上履きでも同様に困ることがありますが、消す方法はほとんど体操服と同じです。
消毒用アルコールを使用する際には、裏に保護布を敷いて、歯ブラシで優しく叩くようにしてください。
除光液を使用する場合も同じ手順です。
上履きは洗濯機で洗えないため、ある程度汚れが取れた後は、ウタマロ石鹸で手洗いすることできれいになります。
また、クレンジングオイルを使うという裏技もあります。
普段使っているクレンジングオイルで油性ペンのインクを落とせるのはとても便利です。
クレンジングオイルを少量塗り、普通にメイクを落とすように馴染ませた後、タオルで汚れを拭き取り、最後にウタマロ石鹸で洗い流すと効果的です。
体操服に油性ペンで書いてもにじまないコツ
次に、油性ペンで名前を書く際のにじみを防ぐ方法を紹介します。
油性ペンで名前を書くとき、にじんでしまうことが多く、見た目が悪くなりがちです。
しかし、女性が普段持ち歩いているヘアスプレーが役立ちます。
特に「ケープ」などのスタイリングスプレーがおすすめです。
このスプレーをしっかりと布に吹きかけ、完全に乾かせば、その上から油性ペンで書いても全くにじみません。
ヘアスプレーによるコーティング効果で、布地に油性ペンがにじむのを防げます。家にあるもので簡単に解決できるので、とても便利です。
まとめ
今回ご紹介したように、油性ペンで書かれた文字は、家庭にあるものを使って意外と簡単にきれいに消すことができます。
かつては私自身の子供時代のように、様々な名前が書かれたお下がりの体操服を着て育った方も多いでしょう。
しかし、今は洗剤の洗浄力が向上しており、ちょっとした工夫で油性ペンの文字も綺麗に消すことが可能です。ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。
また、最近では、学校指定の体操服が個人名で刺繍されているため、お下がりとして使えない場合も増えています。
それでも、油性ペンで名前が書かれているお下がりが手に入るなら、これらの方法を活用して節約に役立てたいものです。