新幹線の先頭と末尾にある乗降エリア、通称「デッキ」について皆さんはどう活用していますか?
「新幹線のデッキって具体的にどこにあるの?」「名前は聞いたことがあるけど、詳しくは知らない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
私自身、独身の頃はデッキをほとんど使うことがなかったのですが、子どもを連れて新幹線に乗るようになってから、子どもが泣いたりしたときに大いに役立つ場所となりました。
デッキの存在は知っているものの、その利用方法やマナーを知らない人も少なくありません。
ここでは、新幹線のデッキの位置や飲食、立ち乗り時のマナーについて詳しく説明します。
新幹線のデッキはどこにあるの?何が設置されているの?
新幹線のデッキについて聞いたことはあるかもしれませんが、「具体的にどこにあるの?」「どんな設備があるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
新幹線の車両の客室外、乗降部分をデッキと呼び、次のような設備が設置されています
- トイレ・洗面所
- 多目的室
- ゴミ箱
- 公衆電話
- AED(自動体外式除細動器)
これらの設備を利用したことがあるという方もいるかもしれませんね。
デッキは新幹線を利用する際に非常に便利で身近な存在です。
新幹線の指定席車両でデッキに立つのは許可される?
普段、新幹線の指定席車両のデッキで立つことは許されていません。
しかし、大変混雑する時期には、車掌の判断で例外的に許可される場合があります。
友人がお盆のような混雑する時期に「指定席車両のデッキの利用を許可します」というアナウンスを聞いたことがあるそうです。
ただし、指定券を持っていない場合は、基本的には指定席車両のデッキに立つことはできませんので注意が必要です。
グリーン車やグランクラスのデッキはどうなる?
指定席車両と同様に、グリーン車やグランクラスのデッキへの立ち入りも基本的には禁止されています。
特にグリーン車はその乗客以外の立ち入りが一切許されていません。
グリーン車やグランクラスは、通常の座席よりも快適な環境を提供するための追加料金が必要な座席です。
自由席が満席であっても、ここでデッキに立つことは許されません。
私自身、グリーン車のデッキは他の車両とは違い、非常に静かで穏やかな印象があります。
立席特急券って?
一部の新幹線では、指定席のみを提供しています。
これには東北新幹線の「はやぶさ」や「はやて」、秋田新幹線の「こまち」、北陸新幹線の「かがやき」が含まれます。
これらの路線では、満席となった場合に「立席特急券」が販売されます。
このチケットはデッキでの立ち乗りを許可し、購入した車両のデッキでのみ使用できます。
立席特急券は、座席が完売した際にみどりの窓口で販売されるので、新幹線を利用する際にはこの情報を覚えておくと便利です。
新幹線デッキでの電話は許される?デッキの騒音状況は?
新幹線内で電話をする場合、デッキで行うのが好ましいです。
新幹線内で通話が可能ではありますが、大声での通話や車両内での通話は他の乗客に迷惑をかける可能性があるためです。
スマートフォンの使用は許されていますが、他人に迷惑をかけないよう注意しましょう。
互いに配慮し合えば、トラブルは避けられるはずです。
ただし、新幹線のデッキは走行音やアナウンスが聞こえやすく、かなり騒がしい場所です。
通話する際は、その状況を相手に事前に伝えることが望ましいです。
特に緊急の必要がない限り、騒がしいデッキでの通話は控えるのが良いでしょう。
新幹線デッキでの飲食は可能?そのルールとは
新幹線の長時間の移動では、食事をとることも一つの選択です。
座席であれば自由に飲食できますが、デッキなどの立ち乗りエリアでの飲食はマナーを守ることが大切です。
例えば、おにぎりやサンドイッチのような軽食や、しっかりと蓋が閉まるペットボトルの飲み物が適しています。
デッキは緊急時の避難口も兼ねており、頻繁に人が出入りするため、飲食する際には周りに配慮し、常に通路が開けられるようにすることが必要です。
新幹線でのベビーカー持込みについての注意事項
新幹線にベビーカーを持ち込むことは許されています。
赤ちゃんや小さなお子さんとの移動にベビーカーは欠かせないため、多くの親御さんが新幹線でベビーカーを使用しています。
しかし、ベビーカーをデッキなどの共用スペースに置くのはマナー違反ですので、避けましょう。
ベビーカーは折り畳むなどして、他の乗客の通行を邪魔しないように心がけることが重要です。
また、移動中はベビーカーの車輪にストッパーをかけるのを忘れないようにしましょう。
新幹線での大型荷物の持ち込みについて
新幹線では、縦・横・高さの合計が250cm以内で、長さが2m以内、重さが30kg以内の手荷物であれば持ち込むことができます。
これにはスポーツ用品や楽器なども含まれます。
自転車やスキーなどの大型の荷物も新幹線に持ち込むことが可能です。
自転車は専用の収納袋を使用することが望ましいです。
スキー板は2枚をしっかりと連結し、倒れないように注意が必要です。
大型の手荷物を持ち込む際には、他の乗客に迷惑をかけないよう配慮することが大切です。
新幹線デッキでの座り込みはマナー違反?
新幹線のデッキで座り込むことは、一般的にマナー違反とされています。
デッキは多くの乗客が行き来するため、座り込むと通行の邪魔になる可能性があります。
折り畳み椅子を広げたり、敷物を敷いて座る行為は避けましょう。
皆さんも同じように感じるのではないでしょうか?
他の乗客に配慮し、快適に新幹線を利用するためにも、適切な行動を心がけましょう。
新幹線デッキ利用のマナー
新幹線のデッキを快適に利用するために、以下のポイントを覚えておきましょう:
- デッキとは新幹線の車両の乗降部分で、客室の外側に位置します。
- 通常、指定席車両のデッキで立つのは基本的に許可されていませんが、車掌の判断によって例外的に許可されることもあります。
- 「立席特急券」とは、指定席が満席の際に販売され、デッキでの立ち乗りが許可されるチケットです。
- デッキでの座り込みは、他の乗客の迷惑になるため避けるべきです。
この情報が新幹線を利用する際の参考になれば幸いです。安全で快適な旅をお楽しみください。
ありがとうございました。