高校の文化祭は、一年の中でも特別なイベントですよね。
クラスや部活で協力して作り上げるその時間は、
まさに青春そのもの。そんな文化祭を盛り上げるのに欠かせないのが「スローガン」です。
でも、いざ考えるとなると「何をどう決めたらいいの?」「ダサくならない?」と迷ってしまうことも。
この記事では、ジャンル別に高校生にぴったりなスローガンを30個ご紹介します。
さらに、初心者でもわかりやすい「作り方のコツ」や「決め方の工夫」も丁寧に解説。クラス全員の思いが詰まった、“心に残る一言”を見つけるヒントになれば嬉しいです。
高校生向け|文化祭スローガン30選【ジャンル別アイデア集】

青春・かっこよさを詰め込んだスローガン
- 今、最高の瞬間をキミと。
- 笑って泣いて、青春全開!
- 一期一会、君と描く物語
- 全力疾走、青春の真ん中で。
- この一瞬を、永遠にしたい。
感動と物語性のあるスローガン
- 光と影の先に、僕らの物語がある
- あの日見た夢の続きを、今ここで。
- 小さな勇気、大きな感動。
- ページをめくるたび、君がいた
- 心で繋がる、文化祭
センスで魅せる“おしゃれ系”スローガン
- 色めく、ぼくらのトキメキ。
- scene: 青春
- 彩る、瞬間。
- 僕らの色、重ねて描く。
- モノクロじゃ終われない。
伝わる+映える!英語・英語もじり系スローガン
- Make it Bloom!
- GO BEYOND!
- Unforgettable Vibes
- Link Our Hearts
- YELL 〜心の声、届け〜
漢字や四字熟語を活かしたスローガン
- 一期一会の奇跡
- 全力投球、夢舞台!
- 青春謳歌
- 無我夢中
- 百花繚乱、我らの色で
SNS時代の“#ハッシュタグ風”スローガン
- #青春のカケラ
- #映えろ我ら
- #今しかない
- #感動共有中
- #奇跡のクラス
スローガン作りのコツと考え方
文化祭で「何を伝えたいか」を明確にする
まず最初に考えたいのは、「何のためのスローガンか」ということです。
楽しい雰囲気を伝えたいのか、感動を届けたいのか、仲間との団結を表現したいのか。目的をはっきりさせることで、スローガンに込めるメッセージも明確になります。
また、文化祭のテーマや全体の方向性に合わせて考えると、より一貫性のある仕上がりになります。
たとえば「挑戦」をテーマにするなら前向きな言葉を、「癒し」や「やさしさ」なら柔らかな表現が合います。
クラスのキャラや空気感を表すワードを探す
クラスの雰囲気や特徴に合った言葉を選ぶと、より「自分たちらしい」スローガンになります。
たとえば、おちゃらけた雰囲気のクラスなら少しふざけた表現、真面目なクラスなら誠実さを感じさせる言葉がぴったり。
運動系でアクティブなクラスなら、エネルギーを感じる表現を選ぶと雰囲気が伝わりやすくなります。
周囲の人からも「そのクラスっぽい!」と思ってもらえるスローガンは、それだけで注目を集めるポイントになります。
印象に残る、言い切り&インパクト重視の言葉に
スローガンは長くても15〜20文字ほどが目安です。
語尾を「だ!」「しよう!」など言い切る形にしたり、「ドーン!」「ワクワク」などの擬音語を取り入れたりすると、視覚的にも感覚的にも印象に残ります。
また、リズム感や語呂のよさも大切なポイント。文字数が少ない中でも心に残る言葉を作るには、短くても力強い表現を心がけましょう。
特にSNSやパンフレットなどで目にする機会が多いため、見た瞬間に伝わるインパクトは欠かせません。
スローガンの決め方と共有の工夫
投票や話し合いで“みんなの言葉”にする
スローガンはひとりで決めるより、みんなで話し合って決めるのがおすすめです。
まずはブレインストーミングで自由にアイデアを出し合い、クラスの誰もが意見を言える雰囲気をつくるのが大切です。
そのあと、いくつかの候補を絞って、多数決で選んだり、良いところを組み合わせたりして最終決定へ進みましょう。
また、候補ごとにそのスローガンに込めた意味やイメージを共有すると、より納得感のある選出ができます。
「みんなのスローガンだ」という一体感が生まれれば、文化祭へのモチベーションも自然と高まります。
決まったら、しっかり「見える」ように発信!
決まったスローガンは、紙に書いて教室に貼ったり、SNSにアップしたり、装飾の一部にしたりと、しっかり目に触れる形で発信しましょう。
黒板アートや手作りポスター、教室前の掲示スペースなどを活用するのもおすすめです。
発信の場を工夫することで、よりスローガンの存在感が増し、クラス全体の気持ちを一つにまとめる力になります。
視覚的な演出を通して、クラスの団結力や雰囲気を外部にも自然と伝えることができます。
よくあるNG例とその避け方
ありがちなのが「長すぎて読みにくい」「意味が伝わりにくい」「インパクトが弱い」などのパターンです。
たとえば、30文字を超えるような長いスローガンは一目で理解しづらく、掲示しても印象に残りにくくなります。
また、抽象的すぎる表現や、クラスの雰囲気とかけ離れた言葉も、共感を得にくくなる原因です。
これらを避けるためには、まず一度声に出して読んでみること。言いづらい部分や、語感が悪い箇所が見つかるかもしれません。
さらに、クラスメイト以外の第三者に見てもらい、率直な感想をもらうのもおすすめです。
また、五七五のリズムや繰り返し表現、語尾の統一など、語呂やリズムのよさを意識することで、より耳に残るスローガンになります。
もし複数の候補がある場合は、それぞれの強み・弱みを比較して、「見た目のインパクト」「口に出したときの響き」「内容の分かりやすさ」などをチェック項目にすると、客観的に判断しやすくなります。
Q&A|スローガン作りのよくある疑問
Q:スローガンって絶対に必要?
A:必須ではありませんが、クラスの団結力を高めたり、文化祭を盛り上げる効果があります。
特に、クラス全員で一つの言葉を共有することで、一体感が生まれ、準備や当日の活動も前向きな雰囲気になります。
Q:ダサくならないコツは?
A:「自分たちらしさ」を大切にすることが一番です。
流行語やテンプレート的な表現に頼らず、クラスの空気感やテーマに合った言葉を選ぶと、自然でオリジナリティある印象になります。
さらに、語尾の言い切りや短くて力強い表現を意識すると、洗練された印象になります。
Q:英語スローガンはウケが悪い?
A:伝わりづらいこともありますが、意味や雰囲気を一緒に伝えることで印象に残りやすくなります。英語が得意な人がいれば発音や表現を工夫したり、簡単な日本語訳をセットで提示することで、クラス外の人にも伝わりやすくなります。
まとめ|“クラスの言葉”が文化祭をもっと熱くする
スローガンは、ただの一言ではなく、クラスの想いや空気感をぎゅっと詰め込んだ大切な「メッセージ」です。
上手につくれば、それだけで文化祭のムードを引っ張る力になります。
この記事でご紹介したスローガンや作り方のコツを参考にしながら、クラスのみんなと楽しみながら話し合ってみてください。
大切なのは、「うまく言おうとする」より「自分たちの気持ちを込める」こと。
その一言が、文化祭の思い出をより色濃く、そして熱くしてくれるはずです。