フォーマルな場での装いには、アクセサリーの選び方も重要なポイントですよね。
とくに「ブローチとネックレスは同時に使えるの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
素敵に見せたいけれど、マナーに反していないか、悪目立ちしないかなど、細かい部分が気になるところです。
この記事では、そんな疑問を持つ方に向けて、ブローチとネックレスを上品に併用するためのコツや、フォーマルシーンでの正しい選び方をご紹介します。
卒業式や結婚式といった特別な日だけでなく、日常のちょっとしたお出かけにも応用できるような実用的な内容です。
アクセサリーにあまり慣れていない方でも気軽に取り入れられるよう、わかりやすく丁寧にポイントをお伝えしていきます。
最後まで読んでいただければ、装いに自信が持てるようになりますよ。
ブローチとネックレスは一緒につけてもOK?

実はマナー違反ではないってご存じでしたか?
ブローチとネックレスを同時につけるのは、フォーマルシーンでも十分に許容されています。ただし、あくまでも上品に見せる工夫が必要です。
何も考えずに合わせてしまうと、かえってちぐはぐな印象を与えてしまうことも。
過度に目立つのではなく、落ち着きのある華やかさを意識して、装い全体とのバランスを大切にするのがポイントです
周囲の雰囲気になじむような控えめな演出が、洗練された印象につながります。
たとえば派手すぎるカラーや大きすぎるサイズ感は避けて、落ち着いたトーンやシンプルなデザインを選ぶと安心。
特に格式あるイベントでは、控えめな気配りが品格を高めてくれます。
上品に併用するための基本ルール
色や素材に統一感を持たせることで、全体のまとまりが生まれます。
ネックレスが目立つ場合は、ブローチを控えめにするなど、主張のバランスを意識しましょう。
また、パールやマットな金属素材など、落ち着いた印象のアイテムを選ぶと失敗しにくくなります。
衣服との相性も重要で、たとえばツイード素材のジャケットにはクラシカルなブローチがよく合いますし、シンプルなワンピースには細めのチェーンネックレスが映えます。
全体の雰囲気を見ながら、足し算と引き算のバランスを大切にするのがコツです。
フォーマルな場で品よく併用するテクニック

色・サイズ・質感のバランスをとるのがカギ
アクセサリー同士の調和はもちろん、服全体の印象にも影響するため、配色や素材感には特に注意しましょう。
例えば、パールネックレスとシルバートーンのブローチのように、冷たい色味で統一するとすっきりとした印象に。
逆にゴールド系やベージュ系でまとめれば、温かみのある柔らかい雰囲気になります。
どちらかを主役にし、もう一方を引き立て役にすると、全体がまとまって見えやすくなります。
シーンや時間帯に合わせて調整を
TPO(時・場所・場面)を意識した装いは、大人のたしなみのひとつ。
たとえば日中の式典なら、控えめでやわらかな印象のアクセサリーがぴったり。
夜の披露宴などでは、少しだけ華やかなデザインでも浮きません。
また、春や秋など季節によっても似合う素材は変わるので、季節感を取り入れるのもおすすめです。
服や髪型とのバランスも考慮しながら、アクセサリーを取り入れてみてください。
卒入学・結婚式などシーン別のポイント
卒業式や入学式には落ち着いた品を
写真に残ることの多い式典では、派手すぎず、きちんと感のあるアクセサリー選びが大切です。
ブローチは小ぶりでシンプルなもの、ネックレスは一連のパールなどが安心。入学式には明るい色味、卒業式には落ち着いたトーンを選ぶと、全体の雰囲気に調和します。
ジャケットやブラウスに自然に馴染むデザインにすると、上品に見え、写真映りも良くなりますよ。
結婚式は華やかさと控えめのバランスを
結婚式では華やかにしたい気持ちもありますが、花嫁より目立たないのが鉄則。
白や黒などの色味は避け、淡いピンクやシャンパンゴールドなどの優しいカラーを選ぶと良いでしょう。
アクセサリーがセットになっているものを使うと、統一感が生まれて上級者見えに。
ドレスが無地ならやや装飾があるアイテムでも映えますが、柄ものの場合はアクセサリーを抑えるなど、バランスをとるのがポイントです。
応用テクで差がつくブローチ活用法
コサージュとの違いを理解して使い分け
布製で柔らかい印象のコサージュと、金属製で大人っぽいブローチは、それぞれに合う場面が異なります。
春の入園・入学式にはコサージュ、結婚式やパーティーにはブローチなど、シーンに合わせた使い分けが大切です。
また、顔立ちや髪型に合うものを選ぶと、より自然な印象に仕上がります。
重ねづけや小物使いでおしゃれ度アップ
最近では、異なるサイズや形のブローチを組み合わせる「重ねづけ」が注目されています。
また、スカーフを留めるアイテムとして使ったり、バッグや帽子に飾ることで、さりげなく個性を演出することも可能です。
ひとつのブローチでも、使い方次第で印象ががらりと変わるので、ぜひ色々試してみてください。
便利な2wayデザインで使い勝手◎
ネックレスにもブローチにもなる2wayタイプは、フォーマルにもカジュアルにも対応できる万能アイテムです。
旅行時など荷物を少なくしたい場面でも大活躍。
デザインも豊富なので、シーンに合わせて選びやすく、ひとつ持っておくと着こなしの幅が広がります。
アクセサリーを控えたいときの工夫
子どもと一緒のときは動きやすさ重視で
小さなお子さんと一緒に出席する際は、安全面も考慮してアクセサリーを控えることもあります。
そんなときは、華やかな素材の服や襟元にデザインのあるトップスなどで、アクセなしでも上品な印象に。
動きやすさと見た目のバランスをとる工夫がポイントです。
アクセサリーなしでも品よく見せる方法
アクセをつけない分、ヘアスタイルやメイクに少し力を入れてみましょう。
髪型を整えるだけでも顔まわりが華やかに見えますし、ナチュラルな血色感のあるメイクは品よさを引き立てます。
服の色味や素材も大切で、上質感のあるアイテムを選ぶことで、シンプルでも印象的な装いになります。
よくある質問(Q&A)
Q:ブローチとネックレス、どちらを主役にすれば良いですか?
A:どちらか一方を主役に決め、もう片方を引き立て役にするのがおすすめです。両方が目立つとバランスが崩れて見えることも。
Q:併用で避けたいNGコーデはありますか?
A:色味やテイストがちぐはぐだったり、両方とも大ぶりなデザインはやや不自然に見えることも。全体の調和を意識しましょう。
Q:素材や色を合わせた方がいいのでしょうか?
A:必ずしも完全に揃える必要はありませんが、雰囲気やトーンを統一することで、まとまりが生まれて品よく見えます。
まとめ:自分らしく、上品にブローチとネックレスを楽しんで
大切なフォーマルの場でも、自分らしさを大事にしながらおしゃれを楽しみたいもの。
ブローチとネックレスの併用は、正しいポイントを押さえればとても魅力的なスタイルになります。
色やサイズ、素材感を意識しながら、シーンに合わせた選び方をしていくことで、品のある印象を与えることができます。
また、便利な2wayアイテムや応用テクニックを取り入れることで、より柔軟な着こなしが可能になります。
アクセサリーを控えたい場面でも、他の工夫で華やかさは演出できますので、ぜひ自分に合ったスタイルを見つけてみてください。