「新幹線には各車両に二つの入口がありますが、どちらで並ぶべきでしょうか?」
新幹線の利用が初めての方やたまにしか乗らない方にとって、こうした疑問はよくあるものです。
「座席番号は列車の進行方向によって変わるのでしょうか?」
「のぞみ号ではどうなのでしょうか?」
スムーズに自分の席につけると、旅がもっと快適になりますよね。
新幹線の座席番号と進行方向をしっかり理解しておけば、迷うことはなくなります。
ここでは、その詳しい説明をしていきます。
新幹線に乗る際、座席番号と進行方向が分かると便利!
新幹線は旅行やビジネスでの移動にとても便利な交通手段ですが、日常的に利用しない人にとっては、いくつか分かりにくい点があります。
よく聞かれるのは、
「新幹線に乗る時、座席番号と進行方向がいまいち理解できない!」
というものです。
例えば、間違って遠い入口から乗ってしまうと、自分の席まで廊下を長く歩くことになり、途中で反対から来る人とのすれ違いも避けられません。
座席番号と進行方向を事前に確認しておけば、もっとスムーズに乗り込むことができるでしょう。
新幹線での座席番号と進行方向についてのよくある混乱
SNSでよく見かけるのは、新幹線の座席番号と進行方向の関係に困惑する人たちの声です。
こんなに多くの人が迷っているのを見ると、「私だけではない」と少しホッとしますね。(笑)
何回乗っても理解が難しいという声が多く聞かれます。
新幹線の座席番号が進行方向によってどのように決まるのかを把握していないと、確かに困難です。
遠い乗り口から乗車すると、降りてくる人々との混雑が避けられず、座席と進行方向をしっかり理解していれば、そうした問題もなくなります。
新幹線の座席番号と進行方向が変わる理由とは?そのルールについて
新幹線には通常、1号車から最大で16号車までの車両があります。
どの車両が列車の前か後ろかを間違えて並んでしまうと大変です。
新幹線には特定のルールが存在していますが、それをご存じでしょうか?
以下の2点に注目してみましょう。
- 東京駅を基準にすること
- 終点での折り返しにより、進行方向と座席番号が変わること
これらをきちんと理解していれば、もう迷うことはありません。
一度理解すれば、覚えるのは意外と簡単です。
東京駅を中心に考える新幹線の座席番号の法則
新幹線の座席配置において、最初のルールは東京駅を基準にすることです。
日本で最初の鉄道が1872年に新橋駅(現在の汐留駅)から横浜駅(現在の桜木町駅)へ開通した際、列車は西向きに車両番号が割り当てられました。
これが、1号車を東京側に配置する伝統の始まりです。
例えば東海道・山陽新幹線では、東京が起点で博多方向へ進む際1号車が最も前に、東京方向が16号車として配置されています。
東北、上越、北陸新幹線においても、上り列車(東京方向)では東京駅に到着する際1号車が最も前に来るように設定されています。
新幹線の座席番号と進行方向が変わる理由:終点での折り返し
新幹線が終点駅で折り返し、進行方向と座席番号が変わることも大切な点です。
新幹線は終点で必ず方向を転換し、これが上りと下りで先頭車両が逆になることを意味します。
通常、都市間を結ぶ新幹線では、東京方面へ向かう列車を「上り」とし、その逆の方向を「下り」と定義しています。
そのため、列車の形状は先頭車と最後尾車で同じに設計されています。
例えば、東京から新大阪への下り新幹線は、1号車が先頭で出発し、新大阪で折り返して上り列車となる際には16号車が先頭になります。
新幹線が終点に到着すると、清掃の際に座席の向きも前後逆に回転されるのを見たことがあるかもしれません。
日本各地の新幹線の向き:「のぞみ」はどうなる?
日本国内では、「ミニ新幹線」を含む10種類以上の新幹線が運行されています。
それぞれの新幹線の向きについて、わかりやすく説明します。この情報を覚えておけば、旅行時に迷うことが減ります。
各新幹線の向きは以下のようになっています
- 東海道、山陽新幹線
- 北海道、東北、上越、北陸、秋田、山形新幹線
- 九州新幹線、西九州新幹線
この情報を把握しておくと、迷うことはありません。
特に多くの人が利用する「のぞみ」の向きについても、どうなっているのか注目してみましょう。
ぜひこの記事を参考にして、新幹線の利用をスムーズにしましょう。
① 東海道、山陽新幹線
東京駅から新大阪や博多方面への下り列車では、1号車が先頭です。
逆に上り列車では16号車(または8号車)が先頭になります。
座席番号は新大阪や博多側から始まり、東京駅側が最後になります。
例えば、東京から新大阪行きの下り列車で座席番号が1Aなら、進行方向の前側から乗車することが適切です。
② 北海道、東北、上越、北陸、秋田、山形新幹線
これらの新幹線では、東京駅側が1号車で、上り列車の先頭車両です。
つまり、東海道新幹線の配列とは反対です。
座席番号も東京駅側から始まります
例えば、東京から東北方面への下り列車では、座席番号が大きい番号から小さい番号へと進行方向に向かって配置されています。
大きな番号の座席を持っている場合は、前側の入口から乗車することになります。
③ 九州新幹線、西九州新幹線
九州新幹線では、鹿児島中央側が1号車です。
座席番号も鹿児島中央から始まります。
新大阪から鹿児島中央へ向かう下り列車で小さな番号の座席(例:1A)を持っている場合は、進行方向の前側から乗るのが適切です。
上りの場合は逆になります。
西九州新幹線では、長崎側が1号車で、下りの場合は先頭です。
武雄温泉駅から長崎方面へ上る場合、小さい番号の座席を持っているなら、進行方向に対して後ろ側から乗車するのが一般的です。
新幹線の乗車口の選び方:座席番号から判断する方法
新幹線の自由席車両では、1号車から始まり20番まで番号が振られています。
各車両は通常、前後にドアが2つあり、どちらのドアから乗るかは重要です。
乗車する車両をホームで確認したら、隣の車両が小さい番号か大きい番号かを見て判断します。
これによって、どの入口から乗るかが決まります:
- 隣の車両の番号が小さい場合:小さい番号側の座席から乗車
- 隣の車両の番号が大きい場合:大きい番号側の座席から乗車
例えば、東京方面に向かう「のぞみ」で6号車の2番A席に座る場合、進行方向の後ろ側の入口から乗車するのが適切です。
この方法を理解しておけば、どちらの入口から乗ればいいかを簡単に判断できます。
まとめ
以下の点を押さえておくと、新幹線の乗車時に迷うことはありません:
- 新幹線の向きの基準は、東京駅です。東京を基点にして、進行方向と座席番号が変わります。
- 東京駅を基準に西側が1号車とされています。
- 上りと下りでは先頭車両が逆になります。
- 東海道、山陽新幹線(のぞみを含む)は、西側から座席番号が始まります。
- 北海道、東北、上越、北陸、秋田、山形新幹線では、東京駅側が1号車で、上りの先頭も同じです。
- 九州新幹線、西九州新幹線では鹿児島中央側が1号車です。
- 座席の前後の入口選びは、隣の車両の番号が小さいか大きいかによって決まります。
この情報を活用して、新幹線の旅をさらにスムーズに楽しみましょう。
この記事があなたの新幹線での移動をサポートすることを願っています。
ありがとうございました。